開講案内(小学部)

洛星中学校合格に向けて!

洛星中の入試の特徴

実質倍率が約 2 倍なので、学校発表の受験者平均点が洛星中入試の合格ラインとなる。算数の受験者平均点が低く、 社会の受験者平均点が高いので、3 科受験より、4 科受験が有利となる。算数の問題数が他校と比べ少ないので1問ごとの配点が高くなり、易問での失点は致命傷になる。国語が物語文の長文 ( 他校の 2 倍以上にも及ぶ ) で記述問題は 40 字以内~ 120 字又は、字数指定なし等と記述量は比較的多い。

洛星中合格のための勉強

社会は、受験者平均点が 8 割弱と高いため、得意であっても他の受験生と差をつけるのが難しいが、逆に他の受験生に差をつけられることのない程度までは必要。社会の学習時間を確保しつつ他教科の学習を進めるために、あれこれ手をだすことなく洛星中入試の頻出分野を能率よく学習する必要がある。
 4科で受験し、弱点科目をできるだけ作らないようにし、各科目バランスよく得点できることを目指す。特に算数では、 確かな計算力を実につけ、算数の点数を安定させること。受験者平均の低い算数で高得点を取れる受験者が圧倒的に有利となる。

算数
高得点獲得のためのポイント
・毎年 1 番で出題される計算問題は必ず全問正解したい。
・比較的難易度の低い割合の文章題 , 平面図形等で確実に得点する。
・速さや立体、場合の数は条件の複雑な問題文の長い大問単位で、小問が 3 題ほど出題されるが、1 問は問題文の題意をきちんと理解していれば解ける問題が多い。
・出題の中心は、複雑な計算を要する問題になるので日頃から計算練習を欠かさないことが必須である。
学習のポイント
割合の文章題 2 番の小問で出題されることが多く、比較的やさしい問題が多い。倍数算、相当算、比例式等の練習が欠かせない。
平面図形 四角形 , 三角形の分割、折り返し等が多く出題される。出題パターンはかなり固まっているので、類題による反復練習の効果が期待できる。
速さ 洛星といえば速さというぐらい、条件の複雑な難問が大問単位で出題され、受験生を悩ませている。以前と比べ、近年難易度は下がっているが、まだまだ、受験生にとっては得点源になるとは言いがたく、かなりハードである。条件をきちんと整理し求めるものを把握して問題に取り組めば、前半部分は容易に解答できるものもある。
立体図 複合図形 , 回転体などの体積 , 表面積を求める問題が毎年のように出題される。計算はかなり複雑であるが、類題による反復練習の効果がかなり期待できる。
その他 規則性、図形の移動、場合の数、論理論証などの分野で独創性にとんだ出題が見られる。練習効果の期待できるような問題はあまり出題されることはないが、その他の学校の新傾向の分野に当たる問題の練習を繰り返すことで条件の複雑で長い問題文に慣れる必要がある。
国語
学習のポイント
・文章読解
一気にいろいろとすることは難しいので、まずは「友情」,「親子」,「成長」などのテーマを意識しつつ、夏期講習までに「超長文を読む体力」をつけ、9 月以降に問題の解きかたを身につけていくことが理想的である。
・知識単元,文章内容に関する問題
漢字【二】や語句の意味を問う問題【一の問一】・副詞の補充【一の問二】では確実に得点してほしい。文章内容に関する問題では記号選択式・記述式が挙げられるが、記号選択式【一の問三~五、八~十一】で得点率を上げながら、記述式【一の問六・七・十二~十四】でも部分点を取るように努力して欲しい。
理科
出題形式のポイン
正誤問題 複数の選択肢から正しいもの、誤りであるものを選ぶ場合とそれぞれの選択肢の正誤を答える場合の両方出題される。選択肢の量が多くなる年度もあるため、時間配分に注意する。
空欄補 与えられた語群から選択して答える問題が多いが、語句の記述になる年度もある。漢字指定される場合もあるため、基本語句に関しては正確に書けるようにしておく。
記述 20 字から 30 字程度の記述が数問出題される。あることを確かめるためにはどのような実験を行えばよいか、といった問い方をされるため、 それぞれの実験の操作、手順と行う目的は確実に覚えておく。
図示 ここ数年は出題されていないが、装置などの図を書く問題も過去には出題されている。図を見て名称を答えられることとその図を書けることは別です。基本的な装置については書けるようにしておくことが望ましい。
学習のポイント
全体の傾向として,問題文の説明の長さがあげられる。丁寧に誘導されるつくりになっているため,問題文をしっかり読み取ることができれば答えを導くことが可能な問題が多い。しかし,かなりの長文になることもあり,試験のように決められた時間内で正解するためには,必要な部分を抽出して要領よく読み取る訓練が必要不可欠である。早い時期から長い問題文の問題に触れて、慣れておいて欲しい。  計算問題についても、選択式の問いもあり、正確な答えでなくても概算で答えられるような、答えを導く過程を重視したつくりになっている。概算で答を出す練習も欠かせない。

総合的なこれからの学習の進め方

学習サイクルに注意す

関西で主流の、1 度学習した内容を期間をあけてもう一度学習するスパイラル方式のカリキュラムは、うまく活かせれば 1 度では定着が薄くても、繰り返すことで定着が確かなものになり、内容面でも無理なく応用的な内容まで学習を進められるという素晴らしいものです。しかし、サイクルが狂ってしまうと、効果が逆の悪い方向に働いてしまいます。目安は、復習テストです。復習テストの点数が平均点に関係なく、80 点~ 90 点得点出来ていればスパイラルが上手く機能していると考えて良いでしょう。毎回の学習定着度に注意する必要があります。

Approach の洛星対策

国語は他の学校に無いボリュームの文学的文章が出題される傾向は続くと思われるので、苦手意識をもたず、あらすじを的確につかむ訓練が必要である。
 記述問題については、設問の意図を把握したうえで、答えを作り上げていく習慣を身につける。
主人公が受験生と同年代の少年であることが多いので、心情の読み取りを中心に対策は立てやすく、時期にこだわらずできるだけ早くからの練習をする。

まず、洛星の算数で安定して得点が取ることを目標にします。そのためには、単に難問をたくさん解けばよいわけではありません。なぜなら、誤答の半分以上の原因が、問題の難易度によるものではなく、計算の複雑さによるものだからです。いくら難問を理解し、解法が頭に浮かんでいても、正答にたどり着くまでに 1 箇所でもミスがあればすべて、台無しになってしまいます。そのため、Approach では受験直前まで、基礎計算の徹底演習を何度も行います。
 さらに得点を狙えるようにするため、毎年同じ傾向の問題が出題され、予想が立てやすく得点源としやすい「割合の文章題」「平面図形」「立体図形」「速さ」の4分野に的を絞り過去問、類題を繰り返し解き、算数に関する自身と確かな得点力を身につけます。
 最終的に算数で 7 割から 8 割の得点を目指し他の受験生に 20 ~ 30 点の差をつけることを目標とします。

洛星トライアル(算数)

計算力の充実と易問を確実に合わせる力が洛星中合格の秘訣であると考えます。
 そのため、秋から受験直前までの期間には、『計算問題 1 問』と『平面図形・立体図形・割合の文章題等からランダムに 1 問』を配置した 200 枚以上のプリントを正答するまで自らの力で解き、洛星入試算数に対する対応力と実践力を身につけます。毎年、トライアルのすべての問題を解き終えた受験生は算数に対するゆるぎない自信を身につけ、受験に臨むことができています。

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